レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操発スタジオ*トピックス

「兵庫のうまいもんを探して」 

2011/2/15 

神戸新聞で2010年4月から月2回連載している記事では、兵庫県下の各地で食べ継がれ、作り継がれてきた地域限定のおいしいものを取り上げ、生産者の方の思いを伝え、料理を紹介してきました。
今回の取材を通して私が出会った、生産者の皆さんのお人柄と丹精こめて作られた食材のすばらしさ・おいしさを、直接多くの方にお伝えできたら・・・と、応援するNPO法人、フィールドキッチンで企画したのが今回のイベント「兵庫のうまいもんを探して」です。場所は新長田にある神戸市立地域人材支援センター。元の小学校の校舎をそのまま生かした、懐かしい作りの新しい施設です。特別ゲストに貝原前知事をお迎えし、兵庫県の食材の豊かさについて、様々なデータにもとづいて分かりやすく解説を交えながら講演をいただきました。私も新聞の取材をご一緒してきた神戸新聞の辻本さんとともに、取材のこぼれ話や印象深いエピソードを語るトークショーをさせていただきました。
そして実際に味わっていただく試食会。30品目を越えるメニューをスタッフとともに一生懸命作りました。この時期に旬を迎えるもの中心に、室津の一粒カキ、香住のベニズワイカニ、岩津ねぎ、明石のいちご・・・、全部書ききれないのが本当に残念です。生産量が少ないものや高級料理店などに出回るものなど、普通では手に入りにくい食材もご試食いただきました。生産者の方にもご参加いただき、試食会では参加者からの色んな質問にお答えいただきました。食材に込められた作り手の思いが消費者に伝われば、市場やスーパーで出会ったときにはその食材をきっと手にとられるはず。買うことで地域を支えることが私たちの豊かな食卓を守ることにつながります。予定をはるかに超える約90人のご参加をいただきました。にぎやかに豊かな笑い声が絶えない会になりました。いろんな食材を頂きながら、兵庫県を身近に感じる一日でした。
187essay白井 操

「ゆく年くる年」 

2010/12/31 

ゆく年くる年・・・
今年もたぁ~くさんの笑顔に出会いました。ご飯を食べる時のいただきま~すは一体何回聞かせていただき、私も声を共に重ねたことでしょう。
ひたすらレシピを考え、作って撮影して、みんなで食べておしゃべりをした1年でした。ロケも多い年で全国あちこちよく動きました。ものを作っていらっしゃる方の笑顔はいいですね。
新しい年は、今地元の新聞に連載中の兵庫県のこれぞというこだわりのおいしいものの記事が夏に本になり、秋からNHKの番組へとつながっていく、新しい企画が楽しみです。 どうぞ皆さま、今日召し上がったものが明日の笑顔のもとになりますように・・・。

白井 操

「サービスエリア地産地消メニューコンテスト」 

2010/12/13 

今年は料理コンテストの審査のお仕事が多い年でした。巻き寿司や地域の野菜を使ったものなど皆さんの工夫をみせていただいたのですが、中でも近畿圏のサービスエリアのレストランで地元の食材を使ったメニューコンテストの審査が印象に残っています。近頃のサービスエリアは競って趣向をこらし、緑豊かなドッグラン、ホテルと間違いそうな豪華なトイレや、観覧車、小洒落たレストランなど、車の旅の新しい楽しみのひとつになってきました。お客様に興味をもっていただけるようレストランが地域色を出し地元食材を使用する地産地消の動きが活発になってもきています。
決勝に残ったのは7つのメニュー。予選の審査はそのメニューの売上数が大きく影響するため、メニューの質だけでなく、人気も問われる厳しい内容。そんな予選を勝ち抜いてきただけのことはあって、メニューはどれもレベルの高いものばかり。レストランごとに知恵を絞り、工夫を重ねた成果がどのメニューからも伝わりますが、審査に際しては、麺類や特に出来たてが美味しいものは少し不利になってしまうのが残念です。グランプリは西紀SAの「丹波産野菜のあったかポトフ」。準グランプリは岸和田SAの「泉州煮穴子とアサリ飯の丼御膳」。メニューの名前を聞いただけで、地元の豊かな恵みの気配が伝わってきませんか?地産地消を支えるのはこれを食べて楽しむ私たち。SAのレストランでその土地ならではの味が手軽に楽しめるようになったことは素敵なこと。地域色豊かな実力派メニューが揃い、審査も楽しいものでした。味気ないSAはもう昔のことになったようです。各地で本物の地産地消の動きが動き始めました。メニューコンテスト