レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

富山ポジティブシンキング

第4回 梅と地魚

2021/6/17 

東京から富山に移住して、改めて地方の食の豊かさや健康の大切さを学んでいます。富山暮らしで発見したこと、気がついたこと、クスッと笑えるネタになるようなことを徒然と語ります。

田原朋子(プロフィール)
子育てがひと段落したこともあり、30年間勤めた某公共放送系実用出版社を退社して富山県富山市にIターン。夫と猫と気楽なマンション暮らし。現在はフリーで、食と健康の編集企画・ライター業を営む。得意分野は実用もの。白井操先生には、テキストの編集や広告部での仕事でたくさんのご縁をいただいた。
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第4回 梅と地魚

6月に入って気温急上昇です。富山市のまちなかの狭いマンションでステイホームするのが辛い時は、パソコンを抱え、自転車で15分ほどにある涼しい図書館に出勤します。途中のアーケードには、地産地消の農産物を売る直売所があって、通りがかりにチェックします。

富山はフェーン現象で猛暑になるうえ、7月には梅雨でたっぷりと雨が降ります。この高温多湿に対抗するために、青梅シロップを作ろうと直売所をのぞいたら、富山県産の梅はまだ出ていませんでした。梅といえば「稲積(いなづみ)梅の梅干し」というのがあるばかり。この「稲積梅」は初耳です。

「稲積梅」は富山県氷見市の固有種で、核が小さくて肉厚な梅だそうです。稲積生産組合に、青梅の出荷はいつなのか電話で伺ってみたところ「晩成種なので出回るのは6/20過ぎかな」とのこと。ということで、とりあえず青梅シロップ第1回戦は、近所のスーパーで買った和歌山県産の青梅で漬けることにしました。

▶梅シロップ作り第1回戦は、和歌山県産にしました。富山県氷見市名産の稲積梅は、6月下旬に出回るそうなので、こちらで仕込むのも楽しみです。

 

ちなみに、このスーパーでは、お魚がとっても充実しています。珍しいところでは深海魚のメギス(ニギス)が、5尾で250円という驚きのコスパです。富山弁で「きときと」のお魚、白井先生にもちょっとお送りしますね……。

◀メギスとかミギス、ニギスとも呼ばれている深海魚です。スーパーによって表示が違いました!

 

……なんと、大発見がありました。関西では、ニギスの生はないけれど、焼いて串に刺した干物が昔からあるそうです。「少しほろ苦くて、お豆腐と炊いていただく懐かしいおかずですよ」とのこと。脂が乗っておいしいニギスを、日本海から太平洋側へ。何とか食べたい、と昔の人が工夫したんだと2人で感動しました。

今はクール便で送れますが、どうしても鮮度は落ちてしまいます。今度は、特急サンダーバードで朝獲れをお届けしたいです!

 

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