レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操の「へぇ~!」な雑学

第22話 ダイヤモンドリリー(ネリネ)

「ムッシュ・フルーリの花探検 in フラワーセンター」
吾輩、ムッシュ・フルーリは、実は、 何を隠そう兵庫県立フラワーセンターという植物園の園長なんだ! 今回からは、我がフラワーセンターが誇る4,500種類にも及ぶ膨大な植物コレクションの中から、 その季節ごとに咲くとっておきの一品を紹介していくぞ!  栽培が難しくて国内では滅多に見ることのできない花、 形が奇妙で花らしくない花、普段何気なく目にしているけど、実はこんな変わった性質がある花、 そして世界中でフラワーセンターでしか見ることのできない植物などなど、次々と興味深い花たちを紹介していくから、楽しみにな!

【参加募集中】ムッシュ・フルーリと秋の花探検!
加西市にある兵庫県立フラワーセンターでは、ムッシュ・フルーリ園長の植物セミナーが毎月開催されています。思わず「へぇ~!」と言ってしまう、とっておきの話題がいっぱい。大人気のセミナーです。
フラワーセンターのお花とムッシュフルーリに会いに行きませんか。

『ムッシュ・フルーリの「へぇ~!」な雑学』開催日程
➀10/10(土)②11/21(土)③12/19(土)
(各13:30~15:00 ご参加には予約が必要です。)
*予定は変更になる場合がございます。)
●予約・お問い合わせは
TEL:0790-47-1182(兵庫県立フラワーセンター)

第22話 ダイヤモンドリリー(ネリネ)
 秋の花の魁ともいえるヒガンバナも終局を迎え、いよいよ秋も本番を迎えたね。
さて今月は、秋も深まり始めたころに咲く花で、ダイヤモンドリリーっていうのを紹介しようかな。ところで、みんなはダイヤモンドリリーは知ってるかな? 別名でネリネと呼ばれることもあるけど、ネリネが正式な学名で、ダイヤモンドリリーは英名をそのままカタカナ読みしただけなんだ。この名前の由来は、花弁に光が当たるとキラキラと輝くからなんだよ。それがまたすっごくきれいなんだ。見たことがある人は、きっとなるほどって思うよ。
 ダイヤモンドリリーの花色各種(横山園芸)

ムッシュ・フルーリはこの花が昔から大好きでねぇ、もう30年以上も前から個人的に栽培してるんだ。フラワーセンターには、これまでダイヤモンドリリーはなかったから、もちろん展示会もしてなかったんだけど、この秋初めて、ダイヤモンドリリー展をやるこになったんだ。10月13日(火)~18日(日)の6日間だけど、東京でダイヤモンドリリーの切り花を生産している横山園芸さんの絶大なるご協力を得て、開催できることになったから、是非見に来てほしいな。しかも、17日と18日には即売もやるから、育ててみたいと思う人は必見だぞ!
 ダイヤモンドリリーの開花状況(横山園芸)

それじゃあ、ダイヤモンドリリーっていう花は、どんな花かちょっと説明しようか。原産地は日本から遠く離れた南アフリカ共和国のケープタウン周辺なんだ。この地域は、地中海気候なので、冬季は温暖で湿潤、夏期は高温で乾燥しているんだ。だから、ダイヤモンドリリーは秋口に花を咲かせたあとに葉が生長をはじめ、冬を越して初夏には葉を枯らして、暑くて雨の降らない夏の間を地中の球根だけで過ごすんだ。花が終わるころには葉が伸び出して、来年のゴールデンウィークの頃から枯れ始めるんだ。そして夏の間は球根だけになるってことなんだけど、この生育パターン、何かに似てないかい? おっ、気が付いたかい。そう、そのとおり、前回話をしたヒガンバナを代表とするリコリスと全く同じパターンだろう? しかも花の形もリコリスにそっくりだろう! ちょっとは親近感がわいたかな?
 ダイヤモンドリリーの鉢植えの開花状況(横山園芸)
ダイヤモンドリリーの仲間は、南アフリカを中心としたアフリカに24種の原種があるんだけど、品種改良されて園芸的に利用されているのは、ダイヤモンドリリーの名前で呼ばれているネリネ・サルニエンシスくらいかな。写真を見るとわかるけど、ヒガンバナのように、すっくと直立した花茎の頂点に数輪から数十輪の花を咲かせるんだけど、リコリスと違って、花持ちがいいのも特徴なんだ。半月は余裕で咲いてるぞ。だから切り花として流通することが多いんだな。花色は、赤~朱、紅~桃、それに白、さらには紫がかった珍しい花色もあるんだ。でも、ちょっぴり寒さに弱くて、凍らせたら枯れてしまうので、冬の間は霜の当たらない、氷点下にならないところに移動させるくらいかな。それ以外は大変強健で、直射日光にさえ当てていればほとんど手間いらずで、栽培できるんだぞ。
ダイヤモンドリリーの花を見たことない人は、まずは、フラワーセンターに見に来ることだな。きっと栽培したくなるぞ!

~秋のきらめき~ダイヤモンドリリーと原種シクラメン展
2020/10/13(火)~10/18(日)【大温室 フラワーホール】
★原種シクラメン約150鉢とダイヤモンドリリー約100鉢を展示します。

「ダイヤモンドリリー」を見に行こう!
兵庫県立フラワーセンターHPはこちら>

ムッシュ・フルーリは白井にとって緑の知恵袋のような存在。バックナンバー「ムッシュ・フルーリ緑の扉」にも植物の知りたいコトが満載です。

 

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