レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

陶房青 吉村聖吾社長をお招きして

2010/7/9 

160nishi-garden阪急の青いカタログでおなじみの長崎・波佐見焼の器。今回はこの器を作っておられる陶房青(あお)の吉村社長をお迎えしました。
「独自のこのひねりがいいですね」と白井。少しひねりが加えられた四角い鉢を手にしています。「ろくろの回転を利用して、ちょっとひねるんです。あとは土の重みなども利用して、形を作っています」と吉村さん。今日は青いカタログで毎回好評の二段重ねの器に季節のお漬物を盛り付けて。水なすや瓜のお漬物、みょうがの酢漬けなど試食にご用意しました。
陶房にお客様が来られると作業の途中でも手を止めて、丁寧にお客様に対応されます。土が乾いてまた一からのやり直しになることをいとわない、そんな温かさが作品の一つ一つからじんわり伝わってきます。
亡くなられたお父様の後を継いだのは19歳。以来、ずっと窯を守り続ける吉村さん。「若い方を多く育てていらっしゃるそうですね。」と白井。「今工房のメンバーは14人ぐらいでしょうか。冷房のきいた部屋で仕事をしていて今よりずっといい給料をもらっていた子もいます。私も含めお互いに刺激をしあいながら頑張っています。」と吉村さん。「若い人に一番伝えたいことは何ですか?」と聞かれると「働く人の夢を伝えること、土くれから形を作る楽しさ・・・自分の中のそんな思いが伝わればいいなと思っています。ここへ来て3年も経つと手が”働く人の手”に変わってきます。あぁ一人前になってきたなと思うんです。」そう語る笑顔から若い人への温かなまなざしを感じます。「手はよくついてきてくれて、使っても使っても減らない。釉薬は減りますけど(笑)。思い通りにできない時もありますが、何度もやっていると、ある時すぅ~っと上手くいくようになるんです。」と物を作る楽しさが吉村さんの言葉から伝わってきます。器を手にした時と同じぬくもりが会場にもただよっていました。

*7月20日までの期間限定で青いカタログで使用した陶房青さんの器を西宮阪急1Fで販売しています。詳しくは「発見西宮阪急」をご覧ください。

西宮阪急「食のミニセミナー」一覧へ戻る