レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

レポート 2016.5.27 お中元青いギフトカタログ白井のおすすめ試食会

2016/6/3 

すっかり恒例となったお中元ギフトの試食会。落語家 桂南光さんをゲストにお迎えして、青いギフトカタログから白井のおすすめギフトをご紹介します。日頃から仲の良い二人の楽しい掛け合いも楽しみのひとつ。
「操さんおススメは全部、自分で作っている方を実際にたずねて、漁船に乗ったりと、取材は大変なはず。律儀やなぁと思います。カタログみたら高いなぁと思いますでしょ?もらった人が嬉しいのはそういうもんなんですよ」と南光さんの語りに会場も笑顔。
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淡路産の鱧を抹茶粉とほうじ茶粉で仕上げた京都・石塀小路かみくらの『鱧のお茶煮』は「お食事の最後にお茶漬けでちょっと出でくる逸品です。この深~い味わいを楽しんで」。試食は白ご飯で。京都の老舗「山利」の味噌を使った奈良・日本料理卯の庵の『大和牛味噌漬』は赤と白、二つの味わい。福岡・日本料理とり市の『白魚の佃煮』「活きたままの白魚を鍋で炊くのはこちらだけじゃないかな」と白井。『ひょうご雪姫ポークの生姜焼き』は「出荷の前にパンの残りを飼料にして与えて。上月町のもち大豆味噌を使った生姜焼きは「とにかくおいしい!」。漁船に乗せていただき取材した秋田・渉水産「ぜいたくねばとろ丼」。ワカメとメカブとギバサ3種の海藻にサザエやアワビを加え自家製のしょっつるで和えたもの。試食はサザエ入りを。京都の有名料亭に大豆製品を納める京都・祇園「東山ゆう豆」の『湯葉入り豆乳寄せ』はオリジナルのもの。新鮮な魚介のぬか漬・粕漬一筋に150年の歴史を持つ金沢・油与商店の『海鮮ぬか漬』は甘エビとたこを木樽の糠床に丁寧に漬け込んだ伝統の味わい。前回好評だった小豆島・おおみねのうどん屋さんからは夏に嬉しい『ごちそうぶっかけ』を。オリーブの実の搾りかすを飼料に育ったオリーブ牛を今回はそぼろで。南光さんもお気に入り、芦屋・コシモ・プリュスから、繊細な料理で定評のある小霜シェフの「夏野菜の冷製スープ」を。和歌山・丸新本家の「金山寺味噌詰め合わせ」は原料を贅沢に使って作りこまれたおいしさ。丹波篠山の極上の黒豆といえば誰もが知る小田垣商店。特別に作っていただいたスイーツは『黒豆わらびもち』。上々の出来栄えを試食で実感していただきました。埼玉・かたすみの『ドライフルーツ』は希少な砂糖無添加のもの。自然な甘みは信頼できる生産者を自分の足で探される努力の賜物。生石高原の自然にほれ込み移住した鈴木さんが、薬草のトウキや海藻をエサに元気に育てる鶏が生む「ゆめたまご」。『ゆめたまごアイス』は卵のおいしさを感じるやさしい味。宮崎・宮崎県農協果汁『日向夏ジュース』は日にちが経つと色が変わるナチュラルなジュース。旬の日向夏をただ絞ったそのままの味を会場でも味わっていただきました。
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兵庫但馬・そばの郷 赤花そばの『十割そば』は在来種を使った十割そばの風味を最大限に生かすため新たに開発された冷凍めん。解凍方法のコツを会場で実演。冷凍庫から出してすぐのそばを熱湯の中でザルを揺らして手早く優しく解凍しすぐに氷水でしめます。代表で味見をしてくださった南光さんも「うまい!香りがちゃんと残っていて、店で食べるそばみたい」と大満足。「解けたそばはパサパサの仕上がりになってしまうので、必ず冷凍庫から出したてを使って」と白井から。
人気のギフトを集めたベストセレクションからは姫路「匠味」の焼豚「豚天火」を試食に。淡路島・井上商店の「わかめ麵」と愛媛「しまなみ八朔ゼリー」は西宮阪急1F白井のセレクトコーナーで単品でもお買い求め頂けます。
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今回は初めてのガーデンズホールでゆったり味わっていただいた試食会。食べて笑って選んで和やかなひとときとなりました。                   (文:土田)

セミナーレポート 2016.5.20 NPO日本災害救援ボランティアネットワーク 常任理事 寺本弘伸さん

2016/5/24 

「NHKラジオの熊本地震の特別番組でご一緒させていただいた時、西宮の方と聞いてぜひとお願いしました」と白井が紹介したのは寺本弘伸さん。認定NPO日本災害救援ボランティアネットワークの常任理事をされています。阪神淡路大震災の時に災害支援活動をされたことに始まり、その経験と教訓を活かし、これまで国内・海外を問わず災害支援を広く行ってこられました。
16.5.20日本災害救済ボランティアネットワーク①
地震直後から熊本へはすでに6回。市内のホテルで震度7の本震に遭われた時は、5分置きに揺れる大きな余震で生きた心地がしなかったそう。前半は多くの住宅が倒壊した益城町を歩き、救援物資の配布や家の片付け、ペットの世話など、満員の避難所で毛布一枚での暮らしを余儀なくされる被災者の方々の支援を中心に。
家族と同様に考えられるようになったペットの避難問題、危険でも住み慣れた自宅で過ごしたいという高齢者の方の水汲みの手助け、幼児は震災のショックで母親のそばを離れられなくなり、大きなストレスを抱える親子の心を癒す試みなど、細かなニーズは山ほど。 衣装ケースを使った簡易の足湯で疲れを取っていただきながら、話しをする中で困っていることを聞き出して、役場などに取り次ぐことも大切な事だと言われます。GW明けにはボランティアセンターのサブ拠点にしたいとキャンピングカーで現地入り。 半数が専業農家を占める益城町で、一日も早い農業の復興をめざす取り組みが始まります。寺本さんの言葉からは被災者の心に寄り添うことを第一に、柔軟に迅速に活動される様子が伝わってきました。
今回の試食は、白井が新潟地震の時「届くのは青くて硬いバナナばかり」と嘆く現地の声を聞いて、焼いて柔らかくしたバナナに練乳をかけたおやつの提案を現地から中継放送した「焼きバナナの練乳かけ」を。「節分の豆まきの煎り豆は煮るとすぐ火が入る優れもの。いざというとき冷蔵庫の野菜と炊いて貴重なたんぱく質になってくれます。食材の使いまわしや常備菜など「食」の備えは普段から1週間分を目安に。作りすぎたおかずはおすそ分けも。食を通じてご近所とコミュニケーションをとれる間柄になっておきましょう。」と白井。
16.5.20日本災害救済ボランティアセンター②
「ボランティアとして被災地へ行くのは自分の食べもの、交通手段、宿泊先の確保など、初めての人には大変です。ボランティアの活動を支える支援金を寄付することも大きな支援のひとつ。農業がさかんな熊本産の野菜を意識して買って応援することも、生活再建の助けになります」。住宅の耐震化や寝室に家具を置かないこと、ご近所とのつながりなど、今しておける震災への備えはたくさんあると寺本さん。被災地への思いと同じぐらい、暮らしのどこかに災害を意識することの大切さを教えてくださいました。                                        (文:土田)

セミナーレポート 2016.4.22 神戸山手大学・神戸山手短期大学             キャリアデザイン特講 非常勤講師 片山敬一さん

2016/4/28 

以前この白井のセミナーに参加されたご縁でゲストにお越しくださったのは神戸山手大学で非常勤講師をされている片山敬一先生。「就職活動にのぞむ学生達が、将来何がしたいのか、何ができるのか、自分はどんなスキルを持っているのかなどを考えてもらうことでキャリアプランニングのアドバイスをしています。そこで今日はこのセミナーのいろんな可能性を引きだす時間にできたらと思っています。」と穏やかな語り口で。
16.4.22神戸山手大学②
希望者が多く当選者しか参加できないセミナーにも関わらず、無断キャンセルのため毎回空席もちらほら・・・。「主婦をやっていると急な欠席って仕方ないのはよく分かる。空席だともったいないから会場の外で立って聞いて下さっている方に座っていただくといいかなって思うんだけど、それはずるい・・・て思われる方もいて。難しいね。」空席に心を痛めていた白井。「今日は参加型のセミナーにしましよう。どんどんご意見を」と片山先生が促すと「開始から何分か経っても空席の場合には、立ち見の方に座って頂くようにすれば・・・」「キャンセルの繰上げ当選の連絡を頂いた時は嬉しかった。当選の連絡の時にキャンセル時の連絡先を明記して多くの方に機会を」など積極的に意見が寄せられ「すご~い!解決したね」と笑顔の白井。
「友人が教えてくれたこのセミナーにすっかりハマって毎回申し込んでます。まだまだ自分の知らないことがたくさんあるということに気づかせてくれる貴重な機会。ここでの友人もでき人の輪が広がりました。」と参加者。「そう言えば私の大学でもシニア世代の学生がいます。一生かけて学びたいという方です。こういういい学びの場を提供されている阪急さんはすごいと思います。また私は学生達に出会いの場を大切にしなさいと教えています。このセミナーを通じて皆さんが知人になることをお勧めします。」
また「セミナーのアンケートに寄せられる質問や要望は貴重なもの。質問にお答えする回に必ず当選するとは限らないので、一方通行なのが残念です。質問や要望のいくつかを回答して掲示するようなコーナーが店内にあるとお客様との絆がより深まると思いますよ」とのアドバイスも片山先生に頂きました。
この日の試食は淡路島・井上商店のわかめ麺とトマトジュース。独自の技術でペースト状にしたわかめを練りこんだもちもちツルツルの麺。木で完熟させた数種のトマトを絶妙にブレンドした旨みたっぷりのトマトジュースは,いずれも青いギフトカタログから火がついて今やすっかり人気商品に。
16.4.22神戸山手大学①
白井からは心配な熊本の地震に触れて「震災で食べ物が十分ではないときに、洗った野菜やほうれん草のおひたしが嬉しかった。ささっと洗ってぎゅっと絞った切干大根をツナ缶の調味液ごと混ぜて醤油で味を整えて一品を。こんな箸休めが欲しいんです。もし被災している人に宅急便が送れるようになったら、密閉できる容器にだし昆布、干し椎茸を水に浸けてかつお節を添えて送って。届くまでの間にじっくりダシが出た昆布と椎茸を取り出し、火にかけかつお節でダシを取り、薄口醤油と塩を加えるとミネラルたっぷりのスープに。チルドが可能なら昆布締めも喜ばれると思います。」と震災時のアイディアを。
「初めての参加型セミナー、いつも違う刺激がありました。」「久々に学級会のようで楽しかった。自由なこの雰囲気がいい」アンケートには嬉しい言葉があふれていました。                   (文:土田)