レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操の「へぇ~!」な雑学

多肉植物とサボテン

「ムッシュ・フルーリの小さなお話のタネ」
ムッシュ・フルーリは植物にとても詳しい白井の知恵袋ともいえる方。知っているだけで道端の草花や公園の並木など見慣れた季節の風景がキラリと輝く、楽しいお話のタネをどうぞ。
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最近、多肉植物やサボテンが、特に若い人たちの間で流行っているらしいね。えっ、そんなの知らないって? おいおい、ちゃんとアンテナを張り巡らせて、世の中の動きぐらいは知っとかなくちゃ、年寄り呼ばわりされちまうぞ!
 ハオルシア
 リトープス
ところで、流行っている理由っていうのが、普通の植物に比べて形が変わってて、可愛くてインテリア小物として使えて、しかも乾燥に非常に強いので、水やりをちょっとくらい忘れても、びくともしないところなんだって。流行るのは嬉しいけど、手入れしなくていいからっていうのは、ちょっと感心できないなぁ。生き物として扱っていないってところが、どうなんだろうって思っちゃうよ。
まあ、ぼやきはそれくらいにして、本題に戻ろうか。よく、これはサボテンですか、それとも多肉植物ですか?って訊かれることがあるんだけど、みんなも訊いたことがあるんじゃないの?
まずは、正解を話しておこうか。多肉植物というのは、葉や茎、根に水分を貯蔵して肥大した組織を持った植物の総称で、同じ様な能力を持ってるけど、植物学的には何の血縁関係もないもの同士が集まったグループなんだ。とうことは・・・・・、そう、よく気がついたね、サボテンも茎に水分をためて肥大しているので、多肉植物に含められるんだね。 多肉植物の中でも、サボテンは非常に種類が多く、しかも植物学的にもサボテン科に分類されている大きなグループだから、多肉植物から独立して呼ばれているだけなんだね。
  アエオニウム
 オオベンケイソウ
 キダチアロエ
 マツバギク
サボテンは、サボテン科に分類されるグループで、南北アメリカ大陸に千数百種も自生しており、その形や生態、生活環境も様々なんだ。みんなはサボテンは水が要らないって思っていないかい? 実はサボテンは乾燥には非常に強いけれど、生長期には十分な水が必要なんだ。本当は水が大好きで、水栽培もできるくらい何だぞ。乾燥にめっぽう強いことから、ずいぶん誤解されているんだよ。
 金鯱(サボテン)
 鶯鳳玉(サボテン)
サボテン以外の多肉植物も、乾燥には強いけど、生長する時期には水や肥料が必要だから、年中、水もやらずに放ったらかしにしないでくれよな。もちろん太陽光も好きだから、年中家の中に置いてちゃ弱ってしまうぞ!サボテンもそれ以外の多肉植物も、あくまでも生き物だってことを忘れないように!!

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