レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

残したいコト 聞きたいコト

「旅が教えてくれたこと」

2015/8/1 

森本達平さん毎日の暮らしの中でちょっと気になったあれこれについて、若い人はどんな風に感じているの?大人の思いと若者の気持ちは違うの?そんな白井の小さな疑問に答えてくださる若者代表は森本達平さん。桂南光さんの次男さんで「イマドキの若者も捨てたもんじゃない」と白井をうならせる感性の持ち主です。

 達平「スペインに行ってきました。サンセバスチャン、バルセロナ、その後パリに。」
操「へ~っ。何が一番面白かった?」
達平「バルですかねぇ。サンセバスチャンの旧市街はバルがたくさんあって、リタイアしたおじさんたちが陽気に昼間っからでも仲間と盛り上がっていて。僕たちにも気軽に声をかけてくれたり。一緒に行った友人がスペイン語が話せたので。」
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操「言葉が通じると旅は豊かになるよね。」
達平「バルは圧倒的に男性が多いですよね。あの店にいくとあいつが居る、みたいなノリで。」
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操「女の人はどこに行ってるんだろう、ふふっ。タパス、おいしいよね。ちょっとつまんで次の店へ・・・って感じ。飲んだり食べたりがみんな大好き。日本でもこの前、神戸のおしゃれなパン屋さんでおじさんが昼間から一人で、和食に合うようなパンとワインを自然体で楽しんでいてね。あ、なんか新しい・・って、ちょっと嬉しいなぁ~。」
達平「僕はパンがあまり好きではないんですけど、逆にお味噌汁にあうようなパンがあったら食べてみたいなとずっと思ってるんです。」
操「それも新しい!ねぇ、新しい食べ方が自分の新しい文化を作ってるって思わない?」
達平「食べることが好きなので、旅先でおいしいものや、それを楽しむ独自のスタイルに出会うといろんなイメージが湧きますね。」
操「旅って、いい気づきをくれるよね。」
達平「パリでは『イデム』というリトグラフの工房へ。歴史的にも価値のある昔のままの建物に、田舎に残っていた古いリトグラフの機械が持ち込まれていて、2階には作家さんの作業スペースがあって。」
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操「私もそこ行ったことある。素敵なところよね。」
達平「その場にいるだけで、何か自分も作りたくなるような、そんな思いがしてくるところでした。」
操「わかるわ。その空気。描ける人は描きたくなるでしょうね。達平君は描くの?」
達平「美術や技術工芸は学生時代、得意だったから表現することは嫌いではないんです。むしろ好きかも。イデムではそのことを思い出させてもらったかな。」
操「わぁ、よかったねぇ~。それも旅の収穫やね。」

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