レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

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西宮阪急「食のミニセミナー」

セミナーレポート 2015.3.13 西宮阪急 リカー担当 原田昭子さん

2015/3/21 

西宮阪急の素敵をお伝えする3回目のセミナーはお酒売り場から。入社以来リカー担当一筋の原田昭子さんは笑顔が印象的。「朝ドラの影響でウィスキーが売れてるんですよね?」「おかげ様で。ドラマに縁の深い『竹鶴』は原酒不足から出荷数が制限されるほどです」熟成に12年という長い年月をかけ、年月を経ても味わいのレベルが伴わなければ出荷はされないというウィスキー。原酒がなくなればブームといえども出荷ができないのが泣き所だそう。「シングルモルトとは、一つの蒸留所で作られた大麦を使った原酒が使われているという意味になります。シングルに対しブレンデットは原酒が複数の蒸留所で作られたということ。モルトは大麦、グレーンはトウモロコシと原料を表していて、味わいが違う複数の原酒をブレンドしてひとつのウィスキーが完成します」。
15.3.13西宮阪急原田さん① 15.3.13西宮阪急原田さん②
「アルコール分解酵素が少なめの日本人は、度数の高いものは水や炭酸で薄めて飲むことも。14~15度の日本酒やワインといった醸造酒が、食事と一緒にゆっくり飲むのに向いてるかな。」と白井。試食は日本酒とワイン、それに合う肴をいろいろと。
和食ブームで海外でも人気の日本酒。「米と水だけで作られたのが純米酒。それに醸造アルコールを加えたものが本醸造酒です。原料のお米を削った残りの割合が60%以下のものは吟醸、50%は大吟醸と呼ばれ、贅沢な作り方に」試飲には『加賀鳶』のあらばしり。「お酒を絞る時にフナ口から最初に出てくるのが「あらばしり」です。旨みが凝縮された味わいも繊細な特別なもの。」年に1回だけ2月に発売される限定品だそう。肴は新子の釜揚げのポン酢かけと味噌を添えた大根とセロリを。
ワインはイタリア シチリア島のワイナリーからロゼとフリツァンテという微発砲の白ワイン。「泡立ちが柔らかいのでとても飲みやすいんです」掘り売りが始まったパルミジャーノ・レッジャーノとパウダーアーモンドをひとふりした食べやすいチーズ、ブリーにバケットを添えて。ビタミンEが豊富で塩分に配慮した無塩アーモンドの小袋もひとつずつ。
1000円前後のデイリーワインも充実している西宮阪急。売れ筋はやはりワインだそう。「値段が高いとおいしいの?」とお客様に聞かれ「栄養がいきわたるよう一房のぶどうの粒を減らしたり、ロマネコンティのように特別な土壌でないと味わいが育たない品種など、高いワインにはそれだけの理由があります。でも手頃な価格でもしっかり作られていますので、おいしいものはたくさんあります。お好みでどうぞ。」とニコニコ気さくな原田さん。「3月25日(水)から29日(日)は全国から20蔵、約60銘柄の日本酒・焼酎を集めフリーテイスティングできる「蔵元まつり」を開催します。」と嬉しい告知も。
「スタジオのお客様でお酒を召し上がらない方には、特別に低温で時間をかけて出した緑茶を素敵なグラスで楽しんでいただいたりしています」。会場ではマスカット系ぶどうを原料にした発砲性で甘口ノンアルコールのムスカと白井おすすめのトマトジュースを。「少しならお酒も大丈夫という人はホットワインがおすすめ」と白井。リンゴの皮を干したものをフレーバーの強い紅茶と一緒に濃い目に煮だし、リンゴジュースやワインと一緒に温めると家でも簡単に作れます。「お酒は全く・・・という方は煮切って料理に使って。おいしいお酒を使うと料理もおいしくなります」。
15.3.13西宮阪急原田さん①
最後にビール党の山口食品営業部長から馬肉を干した「さいぼし」の試食をサプライズで。試飲のおかわりもすすんで、いつになくおしゃべりも活発なセミナーに。お酒の持つ力を実感した和やかなひとときでした。           (文:土田)

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