レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

残したいコト 聞きたいコト

第3回 「時の流れは・・・」

2014/12/4 

森本達平さん毎日の暮らしの中でちょっと気になったあれこれについて、若い人はどんな風に感じているの?大人の思いと若者の気持ちは違うの?そんな白井の小さな疑問に答えてくださる若者代表は森本達平さん。桂南光さんの次男さんで「イマドキの若者も捨てたもんじゃない」と白井をうならせる感性の持ち主です。

tokinonagareha「家業としてのれんを守ることって大変よね。受け継いだ技を忠実に守っても、買ってくれる人がいないと続かないし。」
「老舗と言われる店のものは、少し割高だけど良いものが多いと思うんです。でも、なぜその値段になるのかを知っていないと、簡単には買わないし、買えないですよね。」
「そうね。でもお菓子だと年々パッケージも洗練されて、それも今は大切な商品価値になっていることもあるよね。」
「パッケージを一新して、売上が上がることも確かにありますよね。けど古いものをそのままずっと変わらず続けることも、ホントは変わっているっていうことらしいですよ」
「どういうこと?」
「どんな人も物も、ゆるやかな時代の流れの中に存在しているから、時が流れても変わらないということは、時の流れと同じ速さで少しずつ変わっている・・・だからこそ変わらず存在できる。全く変わらなかったら、時の流れとともに淘汰されてしまって存在できないっていうことなんですよ」
「ははぁ、なるほど」
「僕も本で読んだんですけど。」
「老舗の職人やマイスターと言われる人たちは、守るために少しずつ変わっている・・・本人も気づいてないかも」
「そうですね。僕らもそういう視点を持てば、“古い”と感じていた親やその世代の人たちの考えや思いを理解しやすくなるんかなぁ・・・って話してて思いました。」
「ほんとやねぇ」

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