レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

セミナーレポート 株式会社米朝事務所 代表取締役社長 今井 浩さん

2014/11/5 

141024米朝事務所今井社長
「今日は滅多にお会いできない方をご紹介します。」と白井が紹介したのは株式会社米朝事務所の代表取締役社長 今井浩さん。桂南光師匠当時べかこさんのマネージャーとして入社されたのは30年前。「ウチは米朝一門の噺家だけの所属事務所です。私も社長ですがマネージャーとして現役です。90歳の米朝師匠のマネージャーを長年担当しているのが会長の田中で80歳。会長は足も口も達者で今も仕事をしてくださってます。」 落語を聴く世代は団塊世代の男女が中心。「家事を済ませて、ランチも楽しめるようにと落語会をこれまでにない11時と15時半と企画致しましたら11時の方は女性が多い。そんな事情を考えるのも、仕事のひとつです。」ネットが当たり前の若い世代は時間を使って落語会に足を運んで頂けないのでどのように来ていただくかが課題です。「最近は若い弟子も師匠の独演会に足を運んで話を袖から聞きにくる子は少なくなりましたね。失敗してもそれをネタに面白く話ができるのが芸人です。遊びでも何でもどんどんやってたくさん失敗して一人前の噺家に成長すると思うのですが」「話の“間(ま)”とか、ネットでは分からないことですよね。」「それなんです。生で落語を聞いてもらうのが大事なんです。やっぱり全然違います。若い人にも落語の良さをなんとか伝えたいですね」。
師匠の独演会は若手にとっては世に出るチャンス。そんな高座で噺が面白いと人気に火がついたのが若き日の枝雀師匠。そこから大ブレイクに。会場からそのお人柄を聞かれ、「落語を研究される師匠でした」。
20周年記念会の独演会のチケットは即日完売、ドラマでもお馴染みの吉弥さん。大河ドラマの新撰組に出演されたのは吉弥さんの様々な努力も実って。今は若手一番の人気者に成長してくれました。
米朝師匠は落語会はもとより、テレビ出演の台本もすべてノートに写してきっちり記録され、いくつになっても芸を探求される姿勢が変わらない学者肌。
一方ざこば師匠はマネージャーから明日の仕事のスケジュールをもらい現場へ行かれるいかにも芸人らしい師匠です。
南光師匠は仕事にも生き方にも一本すじを通しつつ、そっと人を思いやる優しさを持たれた方。今井社長のお話に会場も興味深々。「師匠になられても稽古はされるの?」「みな自分で稽古されてます。家やら移動中の車中でネタを繰ってられます。当たり前ですけど落語はみなきっちり頭に入れてられますので。米朝師匠も古い話はどんどん出てきますよ」。
白井との会話にも絶妙な相槌をうたれる今井社長。話をトントン弾ませてくださいます。「こんな話、食とあんまり関係ないけど、いいんですか?」「夕ご飯のときに今日こんな面白い話があって・・・っていうのもごちそうでしょ?」楽しい話題の一皿をいただいたひとときでした。

141024瀬戸内ブランドEXPO
試食は開催中の「瀬戸内ブランドEXPO」から「わかめ麺」「ちりめんじゃこ」「八朔缶」「しまなみ八朔ゼリー」でした。         (文:土田)

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