レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操の「へぇ~!」な雑学

第32話 ネギの葉の裏表

「ムッシュ・フルーリの小さなお話のタネ」
ムッシュ・フルーリは植物にとても詳しい白井の知恵袋ともいえる方。知っているだけで道端の草花や公園の並木など見慣れた季節の風景がキラリと輝く、楽しいお話のタネをどうぞ。
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382zatsugaku 寒い冬の鍋物には欠かせない白ネギ(関東地方では根深ネギって言うのかな?)、料理の薬味にピッタリの青ネギ、さらには京都の九条ネギ、そして我らが兵庫県を代表する岩津ネギ。いやぁ~、神戸ビーフと岩津ネギのすき焼きはたまらないねぇ! いやぁ~失礼、ちょっと脱線してしまったよ。 さて、本題に戻って・・・、植物の葉には表と裏があることは、もちろんみんな知っているよね。じゃあ、ネギの葉の表は? 裏はどっちかな? 今日はまず正解を教えよう! ネギの葉の見えている部分は全て裏側なんだよ。えっ、どうしてかって? それじゃあ、詳しく解説してみようか。 植物の葉の裏表は学問上きっちりと決められていて、簡単に言うと、茎の方を向いている側(新芽の葉が開こうとしているときの内側部分で、開ききると上を向いている方)が表、その反対側が裏なんだ。これを理解したら、ネギを冷蔵庫から取り出して、しっかりと葉の付き方を観察してごらん。ネギの葉は丸くて筒状になっているのが解るよね。じゃあその筒状の葉の付け根をよく見てみると、その部分が茎を抱き込んでいて、そのまま根っこの方までつながっているよね。勘のいい人なら、もう解ったかな? そう!そのとおり、付け根の白い部分を見ると、さっき説明した葉の表側に当たる部分は、茎の内側に巻き込まれているだろう。だから、ネギの葉はすべて裏側が見えていて、白い茎のところは内側に巻き込まれている部分が表側で、緑色をした筒状のところでは、筒の内側が表側になるんだぞ。どうだい、面白いだろう? じゃあ、アヤメやシャガの葉の裏表は解るかな? アヤメの仲間の平たい葉も、ネギと同じで見えている部分は全て裏側なんだ。ちょうど葉の表側の真ん中を谷折りにしたようになっているんだよ。これも葉と葉の重なっている付け根部分を観察すると解るよね。 もう一つ参考までに、ウラハグサって言う植物知ってるかい?じゃあ、風知草は知ってるかな。夏に涼しげな草姿の鉢植えが玄関先に飾ってあるのをよく見かけるよね。風知草はウラハグサの斑入りの品種の名前なんだけど、その名前の通り「裏葉草(ウラハグサ)」は、葉の付け根の部分でねじれていて、裏と表が逆転しているんだ。夏になったらよく観察してごらん!

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