レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操の「へぇ~!」な雑学

第24話 アジサイの花を楽しんだ後は・・・

「ムッシュ・フルーリの小さなお話のタネ」
ムッシュ・フルーリは植物にとても詳しい白井の知恵袋ともいえる方。知っているだけで道端の草花や公園の並木など見慣れた季節の風景がキラリと輝く、楽しいお話のタネをどうぞ。
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339zatsugaku<スタジオの庭に咲くアジサイ>

第24話は「アジサイの花を楽しんだ後は・・・」です。

アジサイ、これほど梅雨がよく似合う花はないだろうね。関西では入梅とともに色づき始め、梅雨明けと共に色褪せていくよね。
さて、アジサイという名前だけど、この語源にはいろいろと説があるんだけど、「藍色が集まったもの」という意味の「あづさあい(集真藍)」という説が何となく納得するよね。
アジサイは、おもに東海から関東地域の海岸部に野生するガクアジサイを品種改良したもので、江戸時代の末期にヨーロッパに持ち込まれ、品種改良されたものが戦後に逆輸入されたものが西洋アジサイという名で鉢物として出回ったんだよ。今では、西洋アジサイという名前もほとんど使われなくなったね。これは、20年前ほどから国内における品種改良が盛んになって、今、鉢物として出回っている品種のほとんどは、日本で改良されたからなんだよ。しかも、野生種のガクアジサイだけでなく、ヤマアジサイなどの他の野生種や、海外の野生種なども品種改良に使われるようになったので、すごくバラエティに富んだ色彩豊かな品種がたくさん育成されるようになったんだよ。
さて、戴いたり、買ってきた鉢物のアジサイの花も終盤にさしかかり、そろそろ色褪せてきた頃だろうけど、これからの手入れが来年の花を綺麗に咲かせるためにすごく重要だから、しっかりと聞いておくんだぞ。
まず、剪定だけど、花の咲いた枝を見てみると、花のすぐ下から2枚ずつ対になった葉が何段か出ているだろう。対になった葉の出ている部分を節(せつ)と言うんだけど、今年の春に芽が出て伸びてきた部分の茎は緑色をしていて、その下には去年伸びた茎が茶色く木のようになっているのが分かるだろう? その緑色の茎の下の方から2~3節を残して切り取ってしまおう!そうすると、残した節の葉の付け根から新しい芽が伸びて、その枝の先に来年に咲く花芽ができるんだよ。その花芽は8月中にはほぼできあがるので、その後に枝の先端を切り戻したり、深く剪定したりすると、折角できた花芽を取り除くことになり、来年の花が咲かなくなってしまうんだよ。だから、あじさいは秋以降の剪定は混み合った枝を間引く程度にしなきゃダメなんだぞ! わかったかな!!
それから、剪定した後にはちゃんと肥料もあげるんだぞ!ただし、やりすぎると花芽ができなくなってしまうので、剪定後、芽が出て枝が伸びている1ヶ月間ぐらい効かせるくらいに留めることと重要なんだよ。

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<最近の新しい品種>

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