レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操の「へぇ~!」な雑学

第17話 車窓の花 その2

「ムッシュ・フルーリの小さなお話のタネ」
ムッシュ・フルーリは植物にとても詳しい白井の知恵袋ともいえる方。知っているだけで道端の草花や公園の並木など見慣れた季節の風景がキラリと輝く、楽しいお話のタネをどうぞ。
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306zatsugaku第17話は「車窓の花 その2」です。
前回は、最近見かけなくなった花の話をしたけど、一方で、昔から変わらぬ姿で、今でも庭先や玄関先で鎮座している奴もいるんだぜ。たとえば、アロエ。みんなアロエはよく知っているよね。最近では、仲間のアロエ・ベラがヨーグルトにも入っていて、健康食品としても注目されているんだぞ。このアロエ、本当の名前はキダチアロエといい、一般には「医者いらず」とも呼ばれていることは知っているかな? 肉厚の葉の真ん中のゼリー状の部分を内服すると健胃効果があるとされ、また含有する成分が便秘に効果もあるらしい。また外用として傷や火傷に用いられる場合もあるぞ。このような多様な効能があるため、「医者いらず」と呼んで、民間療法の薬草として重宝されており、一家に一鉢は必ずと言っていいほど置いてあるんだね。因みにこのキダチアロエの故郷はどこか知っているかい? トゲがあって葉が多肉質だからサボテンの仲間で中南米じゃないかって? 確かにトゲがあって葉が肉厚だけど、サボテンの仲間じゃなくてネギやヒガンバナに近いんだぞ。実は、南アフリカが故郷で、非常に乾燥した地域に生えているから、半年くらい水やりを忘れても枯れないほど丈夫なんだぞ。だからいつまでも玄関先からなくならないんじゃないかって?そりゃアロエに失礼だろう! ところで、アロエの花を見たことあるかい? 年末から1月にかけて葉の間から茎を伸ばして、朱色の筒状の花をたくさん付けるんだ。ちょっとトロピカルな雰囲気の花で、伊豆半島をドライブすると、下田周辺の道路際にはあちこちに植えてあり、花時にはエキゾチックな景観を演出していて、一見の価値ありだな!

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