レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操の「へぇ~!」な雑学

第13話 シクラメンっていう名前は?

「ムッシュ・フルーリの小さなお話のタネ」
ムッシュ・フルーリは植物にとても詳しい白井の知恵袋ともいえる方。知っているだけで道端の草花や公園の並木など見慣れた季節の風景がキラリと輝く、楽しいお話のタネをどうぞ。
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294zatsugaku第13話は「日本のシクラメンは世界一」です。

前回で、布施明の「シクラメンのかほり」を話題にしたけど、シクラメンってそんなにいい香りがしたかなぁ?っておもってる人も多いはず。
最近でこそ「香りシクラメン」っていう呼び名でいい香りのする品種も現れたけど、普通はいい香りどころか、ちょっと粉臭い感じのいやな臭いの部類に含まれる臭い(香りじゃないよね)だよね。
本来、野生のシクラメンは香りを持っていたんだけど、品種改良をする過程で、香りを重きに置かなかったことから、現在の園芸品種たちには香りが無くなってしまっているんだよ。
ところで、このシクラメン、今では「カガリビバナ」や「ブタノマンジュウ」という呼び名は、誰も使っていないよね。じゃあ、シクラメンって言う呼び名はどこから来たのか知っているかな? 植物や動物などの生物には世界共通の名前が付けられていて、これを学名と言うんだよ。学名はラテン語で表すことが決まりになっていて、シクラメンという名前は、ギリシャ語由来のkyklos(キュクロス)すなわち「円」という意味の言葉から、ラテン語のCyclamenになったのさ。これは、球根が丸いことや花の終わった花柄がクルクルと丸まることから付けられたんだ。因みに英語のcycle(周期、循環)やbicycle(自転車:2つの輪という意味)も同じ語源だぞ!

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