レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

NHKプラネット近畿 チーフディレクター 高橋奈央さんをお迎えして

2012/7/13 

258nishi-garden「少し前のヒストリア見られました?男前の女性がテーマの・・・」と白井の一言ではじまったセミナー。今回お招きしたNHKのチーフディレクター高橋奈央さんが近頃手がけられた番組のひとつです。戦国時代に家を守るため、民衆を守るため、男性も顔負けの活躍した女性たちを紹介した歴史番組です。「エンドロールでディレクターとしてあなたの名前を見た時はうれしかった。まるで母のような気持ち・・・。高橋さんが新人さんの時からのお付き合いなんですよ」と白井。
ディレクターは番組の企画に始まり、資料集めから映像作りまで、番組作りの大部分を担います。番組の台本のセリフをひとつひとつ考えるのもディレクターの仕事。原則として編集をしない「きょうの料理」では、慣れるまでは、リハーサルで10分オーバーということも。新人のころは、水が沸くまでの時間やナスが炒まるまでの時間など、帰ってから様々なことを何度も家で試して時間の感覚を身につけられたそうです。失敗を重ね、先輩からお叱りを受けながら、努力の中で実力を養われるそんな厳しい世界です。 きょうの料理の収録中はSDさんと言われる数名の方が、カメラに姿も影も映らないように、細心の注意を払いながら、フライパンをタイミングよく温めたり、差し替え用の出来たものを手元にさっと準備したり、裏方として重要な役割を果たされます。「行程が多いほど沢山の差し替えが必要になります。リハーサル用本番用などそれぞれに必要なので、先生にもお願いした煮物などは大変ですね。特に『鯛のあら炊き』。」と笑う高橋さん。
最近『アサイチ』の料理コーナーなどでは裏方さんも映されていることも多いですねとの会場の声に、「そうなんです。ライブ感を大切にしようという試みから、料理番組にも新しいスタイルが取り入れられ始めています。」55周年を迎えるきょうの料理でも、動きのある映像をと、1台はハンディカメラになりました。「カメラに語りかけてくださいと言われ、目の前のハンディカメラが迫るとまだまだ照れますね。8月1日の放送をお楽しみに。」と白井。
今年は、京都・南禅寺にある瓢亭の高橋英一先生のきょうの料理を一年間、毎月担当されています。「どこにでもある食材が高橋先生の手にかかると美しい料理に仕上がっていくんです。手さばきが美しくて、流れるような丁寧な作業に目を奪われます。一流の料理人でありながら、家庭で一般の方が作るという目線を常に持ってくださるんです。」収録での感動を高橋奈央さんは仕事の喜びとして語ってくださいました。
「若いディレクターの苦労やメッセージを受けて、テレビを観る時もいつもと違った目線でも楽しめそうですね。」と白井。高橋さんはこれからも頑張っている女性をテーマに取り上げていきたいと意欲的に語られ、会場からの拍手がエールを送っているように聞こえました。
本日の試食は「阪急青いギフトカタログ」の白井のおすすめから「姫路・大樹」の『自家製セイロンカレーとハヤシライス』でした。

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