レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

エム・シーシー食品株式会社 水垣宏隆代表取締役社長をお招きして

2012/4/13 

247nishi-garden日本で初めて業務用のミートソースやクリームコロッケを発売し、神戸の地から洋食の普及に大きく貢献したエム・シーシー食品株式会社。本日は水垣宏隆社長をお迎えしました。「じっくり丁寧に作るのが自分に合うやり方」とおっしゃる通り、原料にこだわり手間ひまを惜しまないおいしさが商品の人気の秘密だそうです。「原料を削ると味が薄くなって、旨味調味料などをたくさん使ってごまかすことになります。良い原料をたっぷり使って素材から旨味を作ることが基本です。」旧来の保存食は塩気や味付けを濃くしたり、酢など酸味を加えるものが多いなか、100~120℃で1時間程度加熱し、密封するレトルトや缶詰は、料理そのもののおいしさが守られることが大きなメリットだとも。安全でおいしい加工食品を目指しておられます。 「今の日本は捨てられる食品の量があまりにも多くて・・・。食材のロスをしないことも大切だと思います。」安全を重視するあまり、賞味期限を過ぎると、味見もせず食品が廃棄される最近の風潮も憂いておられます。お弁当などに表示される『消費期限』とは違い、常温保存ができる食品に表示される『賞味期限』は未開封なら期限を過ぎても食べられなくなることではないとのこと。日付だけを目安にせず、においや味で傷んでいるかどうか、自分の五感で確かめることの大切さには白井も同じ思いを。「炊飯器で保温状態の白ごはんは腐りません。でも炊きたての時からどんどん味は落ちていきます。五感で確かめることは、おいしさへの感性を育てることでもありますね」とうなずいていました。
今後は、豊かな食生活を経て舌の肥えた現代の高齢者のための洋食や塩分が少なくても素材の味が生きているおいしいスープなどに取り組まれるそうです。「栄養も大切ですが、おいしく食べてこそ健康になれると思っています」と水垣社長。
今日の試食は「100時間かけたカレー」と「クラムチャウダー」、「ボルシチ」、兵庫県産バジルを使った「ジェノベーゼソース」と盛りだくさん。「ロシアではボルシチに炒めたビーツをのせて、サワークリームをかけて食べるのが一般的なんです。このボルシチには原料にビーツを使っているんですよ。」と言われる水垣社長。「原料にお金を惜しまず、お客様からさすがと言われる商品を作り続けていきます」と締めの言葉を。ボルシチの味にその思いが詰まっていました。

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