レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

パナソニック株式会社 役員 環境本部本部長 節電本部本部長 宮井真千子さんをお招きして

2012/1/27 

237nishi-garden今回のお客様はパナソニック㈱ではじめて女性役員に抜擢された宮井真千子さん。主婦・子育てをこなしながら様々な家電の開発にたずさわってこられました。「IH炊飯器第一号を世に送りだされ方です」と白井からもご紹介のあと、「女性として活躍することの面白さやご苦労をお聞かせください」と質問。「商品開発が面白くて・・・。一人で出来ないことが組織ならできる」と宮井さん。ホームベーカリーやドラム式洗濯機の開発も担当されました。オーブントースターの開発をしているときには、15分タイマーをめぐって男性の設計者と意見が食い違ったそう。「もっと長い時間のタイマーにして欲しいと言いました。15分以上調理したい時に2回タイマー設定が必要なのは困ると。操作がなるべく少ない家電を女性は求めますよね。」そんな料理をする人の目線を商品に生かす努力を続けてこられました。 「炊き込みご飯を保温するとパラパラのご飯になってしまうのは、醤油と野菜の酵素がお互いに反応するらしい・・・そんな風な科学的なお話を聞かせて頂くと『へぇ~』と感動しますね。」と白井。炊飯器へのご質問に答えられて「炊飯器の中ではお米は動かず水が対流するだけなんです。お米の間をぬって熱が移動します。その跡がカニ穴になるんです。野菜などの具はずっと上に残っているんですよ。」と聞いてみんなびっくり。ドラム式と水流式の洗濯機の違いについては、「それぞれに長所・短所があるのですが、ドラム式を開発している時、腰の悪い方、車いすの方に『使いやすい。とにかく早く商品化して欲しい』と言っていただいた時には力が湧いてきました。」と様々なエピソードを語ってくださいました。
最後に将来への思いを聞かれ「2018年、パナソニックは創業100周年を迎えます。『もったいないを悟り、ありがたいを知る』という創業者松下幸之助の言葉には、人間の豊かさ、地球を守る事業でなければいけないという思いが込められています。環境を大切にした新しい角度で、エレクトロニクスNo.1の環境革新企業を目指します。」と締めくくられました。宮井さんの言葉ひとつひとつから、一流の企業人でありながら、しっかり作ってしっかり食べる”家庭の食卓”を大切にしてこられた方であることが、じんわりと伝わる温かなセミナーでした。本日の試食は1月12日放送「きょうの料理」のレシピから『ゆり根とスズキの唐揚げ』を。

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