レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

西宮阪急「食のミニセミナー」

川柳作家 大西泰世先生をお招きして

2011/9/9 

223nishi-garden白井が月1回お料理コーナーを担当するNHKのラジオ番組『かんさい土曜ほっとタイム』。番組で人気のコーナー「ぼやき川柳」を担当される川柳作家の大西泰世先生をゲストにお迎えしました。
「俳句と川柳は、季語があれば俳句、なければ川柳と聞いていましたが・・・。」「川柳はより身近な話題を自由に詠むものといったところでしょうか。食のセミナーなので食べ物にちなんだ川柳を・・・」と大西先生。『いじめがいある人を待つきゅうりもみ』、『いいわけは明日にしよう豆ごはん』とまず2句を。この”いじめる”は、愛のある、いじって楽しむという意味だそう。「ラジオの放送中、FAXがぞくぞくと届く中、お話をされながらどんどんチェックしておられますよね」と白井。「俳句のコンテストの審査をする時には、1000とか2000とか、一度に目を通すんですよ。たくさん見ていると、光るものがあるとパッと目に飛び込んで来るようになるんです。」と大西先生。「へぇ~すごい。川柳が浮かばれるのはどんな時ですか?」と白井。「よく聞かれるのですが、実は締切が迫った時なんですよ。」と笑いながら。白井のリクエストに応え、お酒やエコの川柳を次々紹介してくださいます。「川柳は待つことの文学だと思っています。年を重ねて、心のひきだしにたくさん思いをためておかれてからの方が、川柳に趣が出てくるんです。」と大西先生。「兵庫のうまいもん巡りの本の取材で、お会いした生産者の方々の多くは70代ぐらい。みなさん真面目に良い物を追求されて来られて、子供や孫、土地への思いが温かい。人の営みの深さや人間の誇りの尊さといったものが、伝わってくる方ばかりでした。それが表現されることって大切ですよね。」とうなずく白井。朗らかに語る大西先生は二十歳ぐらいまでは人見知りで、話をするのは苦手だったそう。そんな時合唱団で歌われた第九に大きな感銘を受け、恩師と出会い、合唱団のお世話をするうちに、自分の言葉でないと人には伝わらないということに気付かれたのだとか。「どんなことでもいいので、ぜひ皆さんも川柳を一句作って見てください。例えば、夫婦げんかをした時は、モヤモヤとした思いをすぐ5・7・5に置き換えてみてください。意外とスキッとして、けんかのことも忘れられたりします。いくつで始めても遅くないのが川柳のいいところ。80代90代で始める方も多いんですよ。」と締めくくりは川柳で日々を楽しく重ねる秘訣を。今回も和やかな空気が会場にあふれていました。
今日の試食は、秋の「カラダにやさしいレシピ集」から『生姜たっぷり肉味噌』と「鮭のふわふわふりかけ」を西宮阪急1F『米俵』さんおすすめの徳島の新米とともに・・・。

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