レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操発スタジオ*トピックス

作り手をたずねて

2009/9/7 

099azuki-kuri?吹く風に、見上げる空に秋の気配が漂ってきました。今、お歳暮に向けた、阪急の青いカタログの撮影をしています。作り手をたずねて、丹波と岩手、京都・滋賀に行ってきました。 丹波で出会ったのは、小豆の花。写真では爽やかな黄色が分かりにくいのが残念です。7月下旬に植えたあずきはちょうど9月中旬花の盛りを迎え、10月末には小豆がいっぱい詰まった長く黒いさやができます。朝早くか夕方にそっと収穫され、むしろに干します。昼間に収穫するとすぐさやがはじけて小豆が飛んでしまうのだそうです。丹波市春日町は大納言小豆発祥の地。同じ種でも土や立地など条件の揃った春日町の一部の畑でしか、この大納言小豆を育むことができないため、収穫量には限りがあり、なかなか手に入らない、小豆のロマネコンティ。一時は栽培が途絶えたこの小豆、生産者の柳田さんが、亡くなられたおばあちゃんが残していた、一升瓶の小豆を見つけて、同じ畑に植えたところ、伝統の大納言小豆が収穫できたことがきっかけで復活したのだそうです。

柳田さんの種をもとに、町内でも生産者が少しずつ増えてきました。愛子様ご誕生のときにも献上され、春日大納言小豆は小豆の最高級品として再びこの地の特産物となりました。柳田さんの奥さま明子さんの作ってくださったお昼ご飯のおいしかったこと・・・。 そして丹波と言えば栗。この栗林は何代も前から大切にされてきた丹波栗のゆりかご。まだ収穫には早く、栗は硬いイガの中で本格的な秋の到来を待っています。気の早い栗の実がひとつだけ落ちていました。これはもう、大きく立派な栗の姿。大納言小豆と丹波栗、おいしく育った丹波の恵みは、地元のお菓子屋さんの手で素晴らしいお菓子になって、阪急のお歳暮に登場します。 岩手では、快晴のリンゴ畑で 早稲の「さんさ」というリンゴの収穫に間に合いました。オーナーの藤根さんは温かい方でした。岩手のりんごの木は、高さも低く、手入れがしやすいよう、また陽が当たりやすいように枝も短く切ってあります。なんて可愛いリンゴ色。枝のリンゴをひとつずつ回して、ていねいに作業を重ねた賜物です。「さんさ」は秋の始まりのリンゴです。お歳暮には蜜の詰まった糖度の高い「ふじ」が登場します。「ふじ」は隣の畑でじーっとその日のために育っているところです。その場でかじらせていただいた「さんさ」は、甘くて酸味がさわやかで最高でしたよ。阪急の青カタログの白井のお勧めページをお楽しみに…。

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